4月22日から始まった、鉱物と化石のコレクション展示。会場は長居公園・大阪市立自然史博物館ネイチャーホール。この建物(花と緑と自然の情報センター)の2階である。
会場入口。こう言っては失礼ながら、意外や意外、盛況であった。デート中と思しきカップルもいた。(一組ではない。何組もいた!)
取っつきやすかろうと思い、特別展とは同時開催、「47都道府県の石」から見てみる。県木・県花があるのと同様、県にも石(岩石・鉱物・化石)があるのだとか。去年制定されたばかりだそうだが。
日本最北端・北海道の化石はアンモナイト。北の大地にふさわしく、北海道のアンモナイトはとにかくデカい。このアンモナイトはそれほどでもない?
日本最南端・鹿児島県の「シラス台地」のあのシラス。桜島の火山性堆積物のこと。
鹿児島のお隣・宮崎県は、景勝地・鬼の洗濯岩が県の岩石に選ばれた。
岩石や鉱物は地質を物語るのみならず、県の産業として県民の懐を潤してきた。いわば「その県の顔」である。
かつては「黒いダイヤ」とも呼ばれた、福岡県・筑豊炭田の石炭。
ラグビーの新日鉄釜石で全国区となった、岩手県釜石市の鉄鉱石。
鉄道ファンには旧・神岡鉄道でおなじみ、岐阜県神岡鉱山のヘデン輝石。
愛知県瀬戸市のカオリン。キムタクの元カノではない。瀬戸物の原料だ!
島根県・石見銀山の銀。戦国期には尼子・大内・毛利の争奪戦となった。
新潟県・佐渡金山の金。こうして見ると、驚くほど地味。
博物館の地元・近畿の県の石一覧。
開催地・大阪は、和泉石にマチカネワニ!嚙みつかれたらひとたまりもない。
私が住む京都は、いやはや京都らしいというか。
「桜天満宮の桜石」とは。少々出来過ぎのきらいもあるが。
トリは日本国の石。「国の石」は翡翠(ひすい輝石)。せっかくだから覚えておこう。
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